退職代行の料金検証 ― 本当に「お得なサービス」なのか?

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退職代行の料金検証 ― 本当に「お得なサービス」なのか?

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◆当サイトでは、退職代行サービス各社の料金紹介・退職代行について知っておきたい基本的な知識について紹介しています。

この先の生活のことを想像すると、退職代行の料金が気になるのは自然です。

ほとんどの人が再就職できるか保証されないまま会社を去ることになります。職場によっては、最後の給料すら保証されていません。そんな状況下で数万円の費用を払うことになるわけですから、サービスの特徴やメリットを知り「頼んでよかった」と思える業者に出会うことが大切です。

 

退職代行サービスとは

退職代行とは、自分では伝えづらい退職意思を代わりに伝えてくれるサービスのことです。

最近では、新人期間中に会社とのミスマッチを感じて転職活動を始める人は増え続けています。長らく務めた会社でも、人事異動や上司同僚の人格が原因で、会社を辞めないと健康に関わるような状況に追い込まれてしまうでしょう。ところが、現状でも多くの企業経営者が「会社を辞めること=本人と雇用主双方にとって避けるべきこと」と頭ごなしに決めつけています。

皆さんもこんな経験に覚えはないでしょうか?

  • もう身体的に限界なのに、休職を認めてくれない。
  • 引き継ぎや人手不足を理由に、会社を辞めさせてもらえない。
  • 上司や同僚に全く不満はないが、何となく辞めたい。でも、退職意思を上手く伝えられる自信がない。

こんな状況に陥ると、自力では退職届ひとつ出すことが出来なくなるのは当然です。そこで役に立ってくれるのが「退職代行サービス」です。

会社ともう話したくない(意思疎通が難しい)ときは、退職代行を使ってスムーズに「辞めます」という一言に理解をもらうことが出来ます。最短即日で手続きが完了して、重荷を下ろすことが出来ますよ。

 

退職代行の流れ&料金

退職代行の料金は会社によって異なりますが、平均して3万円程度です。別途「即日退職オプション」等で追加料金が発生するケースもありますが、それでも5万円を越えることはありません。

一般的な退職代行の流れは次の通りです。

 

◆退職代行の流れ(一例)

  1. メールかLINE等で代行会社に相談…10~30分程度
  2. 依頼手続き&料金支払い…後払い可の業者もあり
  3. 退職代行実施…最短即日
  4. 代行結果の報告…ここで「会社を辞められるかどうか」が分かる
  5. 郵送で退職手続き

 

最近の退職代行サービスには夜間受付をしてくれる会社も多く、会社に行きたくないと思ったその日には退職の同意を取り付けることも出来ます。

思いたったらすぐ相談するのがおすすめですよ。

 

疑問①退職代行は違法?

退職代行は違法?

退職代行については「無許可で弁護士と同じ代理行為をする違法業者(非弁行為)」という意見もありますが、一概にそうとは言い切れません。

非弁行為の根拠は弁護士法にあり、会社を辞める事=雇用契約解消は弁護士でないと交渉できないという考えがもとになっています。

 

参考:弁護士法72条

弁護士でない者は、報酬を得る目的で訴訟事件、非訟事件及び審査請求、異議申立て、再審査請求等行政庁に対する不服申立事件その他一般の法律事件に関して鑑定、代理、仲裁若しくは和解その他の法律事務を取り扱い、又はこれらの周旋をすることを業とすることができない。

 

法律上、弁護士のように交渉をすること・単に伝言することは明確に区別されています。ほとんどの退職代行では有休や給料支払いに関する交渉は行わないので、法に触れる心配は無用です。

 

疑問②退職代行を使うと就職で不利になる?

退職代行を使うと辞め癖がつく?

「退職代行を使うと再就職が難しい」という意見もあります。

確かに、これまでの勤務態度が悪く代行業者を使ったという状況だと、勤務先が退職者に持つ印象は最低です。解雇=クビ扱いになってしまう可能性は否定できません。退職代行を使うことがクセになってしまうという指摘も、初めて代行サービスを頼もうとする人は非常に気になるのではないでしょうか。

 

退職代行が原因で解雇になるのは考えにくい

代行サービスを使ったことで「不誠実だ」と見なされて解雇されるケースは、とても考えられません。

労働基準法では、無暗にクビにすることは避けなければならないという決まりがあります。「30日前に予告して解雇日までの平均賃金を支払わなければならない」という法令もあるので、退職代行から電話がかかってきたその場で突然解雇されることはあり得ません。

 

「退職代行利用がクセになる」は嘘

ネット上の体験談を見ると、退職代行利用者のほとんどが悩みぬいた末に決断しています。数万円もかけて時に罪悪感を感じながらサービスを使うのですから、簡単な気持ちで使う人はいません。うつ病になったのに休職が認められない・入社前の説明と全く違うのに違和感を感じる…そんな考えられない状況が起きているからこそ、退職代行を選択するのです。

実際に、2回以上退職代行を使った人の口コミはごく稀です。

あまり心配せず、最後の切り札として最大限サービスを活用すると良いでしょう。